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ニュージーランドラグビーのハカの意味と歌詞は?踊る国は他にも!

ラグビーの試合を見ているときに、ニュージーランドの代表選手(オールブラックス)が試合前に踊っているのを見たことはありませんでしょうか?

あれは「ハカ」という踊りで、ラグビーの試合前に披露するのが伝統となっているんです。

ラグビーには詳しくなくてもハカの存在は知っている人もいるほど有名な伝統となっています。

でも、「一体ハカにはどんな意味が込められているのか?」を知っている人は多くはないのではないでしょうか?この記事ではハカの意味や歌詞の日本語訳、ニュージーランド以外の踊る国について紹介します。

ニュージーランドラグビーのハカの意味は?なんで試合前に踊るの?

引用:https://rugbyhack.com/2018/09/16/haka/

そもそもハカと何なのでしょうか?

ハカとはわざわざラグビーのために生まれたわけではありません。元々はニュージーランドの先住民であるマオリ族が踊っていた踊りです。

踊りというと宴会で披露するような陽気なものを思い浮かべるかもしれませんが、ハカを見たことがある人はそんな陽気な印象を持たないでしょう。動画を見れば分かると思いますが、とても力強くて荒々しさを感じます。

そう、これは相手を威嚇する踊りなのです!

マオリ族の戦士が闘いの前に、手を叩いたり足を踏み鳴らして自分たちの力を誇示する踊りであります。目を見開いたり、舌を大きく突き出したり、武器を振り回したりすることで相手を威嚇します。

相手を威嚇するのと同時に戦士たちの士気を高めることもできます。ハカを踊ることで戦の神に呼びかけているとマオリ族は信じているので、ハカを踊ることで勇気と力が湧いてくるのです。

英語でハカのことを「War Cry」と呼ぶこともあります。日本語だと「戦闘の雄叫び」ですね。この言葉が示すようにハカは戦闘前の踊りなのです。

ハカは闘いの前に踊るだけじゃない

ここまで説明してきたように相手への威嚇と士気を高める、戦いの前の踊りであるハカですが、実は闘いの前以外での場面でもハカを踊ることがあります。

それは、歓迎の挨拶葬儀の時などの場面です。結婚式でもハカが踊られることもあります。

同じハカといっても戦闘前に踊るハカとは違いますよ!

ハカにはいくつも種類があり、葬儀の時には「別れを偲ぶハカ」、結婚式などの祝いの席では「目上の人に対して尊敬の意を込めるハカ」が踊られます。


この動画は亡くなってしまった学校の先生に対して生徒たちが踊った「追悼のハカ」です。ラグビーの前に踊られるハカよりは心なしか荒々しさがなく、別れの切なさが伝わってきます。

このように相手を威嚇する以外のハカもあるんです!

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ニュージーランドラグビーのハカの歌詞は?日本語訳を紹介!

では、ラグビーの試合前に踊られるハカはどんな歌詞なのでしょうか?ハカの歌詞の日本語訳を紹介しますね!

といってもタグビー前に踊られるハカにもたくさんの種類があります。ニュージーランドのスーパーラグビーの各チームオリジナルのハカを持っていますので全てを紹介するのは無理です…。

ということで、やはりハカと言えばニュージーランド代表のオールブラックス!オールブラックスのハカの歌詞を紹介します!

オールブラックスにはハカが2種類あります。それは「カマテ(Ka Mate)」と「カパオパンゴ(Kapa O Pango)」です。

もともとは「カマテ」一つでした。ですが、一時期ハカの存在意義が問われ、ハカを試合前に披露すべきか議論になったときがありました。その際に、オールブラックスの意味を再確認するために、新しくつくられたのが「カパオパンゴ」です。

カパオパンゴが作られたのが2005年なので結構新しいです。

基本的に試合前にはこの二つのどちらかが披露されます。使い分けは、決勝やリベンジマッチなどの特に重要な試合前は「カパオパンゴ」、それ以外の試合は「カマテ」とされています。

「カマテ(Ka Mate)」の歌詞と意味

Taringa Whakaraong!
(よく聞け!)
Kia rite!Kia rite!
(準備しろ!)
Kia mau hi!
(強く握れ!)
Ringa ringa pakia!
(手を叩け!)
Waewae takahia kia kino nei hoki Kia Kino hei hoki!
(強く足を踏み鳴らせ!)

Ka mate! Ka mate!
(私は死ぬ!私は死ぬ!)
Ka ora! Ka ora!
(私は生きる!私は生きる!)
Ka mate! Ka mate!
(私は死ぬ!私は死ぬ!)
Ka ora! Ka ora!
(私は生きる!私は生きる!)
Tenei te tangata puhuruhuru
(見よ、この勇気ある者を)
Nana nei i te tiki mai,
(ここにいる毛深い男が)
Whakawhiti te ra!
(再び太陽を輝かせる!)
A upane! ka upane!
(一歩はしごを上へ!さらに一歩上へ!)
A upane, ka upane
(そして最後の一歩、そして外へ一歩!)
Whiti te ra!
(太陽の光の中へ!)
Hī! (昇れ!)

この歌詞を見るとラグビーと直接は関係なさそうに思えますね。毛深い男とかでてくるし。

それもそのはずで、このハカは元々あったハカの一部を切り取ったもので、ラグビーのために作られたものではありません。カマテ全体の歌詞は記事にはできないような刺激的な表現が使われているそうです。

カマテは元々マオリ人のテ・ラウパラハという人が、敵の部族から命を狙われて辛うじて逃げたときに、まだ生きていることに感謝して作られたものだと言われています。

自分の命をかけた戦いのことについて書かれたものなので、歌詞も刺激的なものになってしまったのでしょう。

「カパオパンゴ(Kapa O Pango)」の歌詞と意味

Taringa Whakarongo!
(よく聞け!)
Kia Rite! Kia Rite! Kia Mau!Hi!
(準備して並べ!)

Kapa O Pango kia whakawhenua au I ahau!
(オールブラックスよ、国をひとつにさせてくれ!)
Hi aue ii!
(今だ!)
Ko Aotearoa e ngunguru nei!
(鳴動する我らの国よ!)
Au, au aue ha!
(今こそ、我が奮起する時!)
Ko Kapa O Pango e ngunguru nei!
(それこそが我らをオールブラックスたらしめる!)
Au, au, aue ha!
(今こそが その時だ!)
I ahaha!
(輝く時だ!)
Ka tu te ihiihi
(我々が支配し)
Ka tu te wanawana
(その優位は偉大なる勝利となり)
Ki runga ki te rangi e tu iho nei, tu iho nei ihi !
(敬われ高く掲げられる)
Ponga ra!
(シルバーファーン!)
Kapa O Pango, aue hi!
(我々はオールブラックス!)
Ponga ra!
(シルバーファーン!)
Kapa o Pango, aue hi!
(我々はオールブラックス!)

カパオパンゴはオールブラックス用に作られただけあって、オールブラックスという単語もしっかり入っていますね。シルバーファーンとはニュージーランドの象徴とも言われるシダ植物で、オールブラックスのエンブレムにも使われています。

all-blacks-logo-vector-image引用:http://naturenz.net/?p=26

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試合前に踊る国はニュージーランドだけじゃない!

引用:https://rugby-rp.com

ラグビーの試合前に踊るのはニュージーランドだけだと思っていませんか?

実はニュージーランド以外にも試合前に踊る国があるんです!

その国は、トンガサモアフィジー!それに加えて、トンガ・サモア・フィジーの3か国選抜チーム「パシフィックアイランダーズ」でも踊られています。

全て南太平洋に住む部族の人たちですね。

「ハカ」と呼ばれているのはニュージーランドだけのことで、他の国では違う名称で呼ばれています。

トンガは「シピ・タウ」

サモアは「シヴァ・タウ」

フィジーは「シビ」

と呼ばれています。

2019年は日本でワールドカップが開かれますから、オールブラックスと他の国との踊りはどう違うのかを比較してみると面白いかもしれません。

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まとめ

ニュージーランドのラグビーのハカの意味や歌詞、ニュージーランド以外にも試合前に踊る国があるということを紹介しました。

これからハカを見るときには歌詞と見比べてみるとより理解が深まるでしょう。

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