最近またタピオカブームが来ています。筆者の自宅近くにあるタピオカジュース店にも長蛇の列を作っているところをよく見ます。以前にもタピオカブームが来ていた記憶がありますので「またタピオカか…」と失礼ながら筆者は思ってしまいました。
でも一過性のブームで終わるものが多い中、なぜタピオカのブームは再熱したのでしょうか?リサーチしたところ、スイーツ専門家の考察が納得できたので紹介しますね。
Contents
タピオカブームなぜ再び?専門家による考察!キッカケは台湾ブーム!
お菓子の歴史研究家 猫井登さんによると今回のブームは2回目ではないそうです。タピオカブームは今までに2回来てたので今回で3回目だそう…!知らなかった…!
タピオカブームの歴史を紹介しますね。
第一次タピオカブーム
引用:https://bunshun.jp/articles/-/12636?page=2
第一次タピオカブームは平成4年の頃。この時流行したのはタピオカココナッツミルクと呼ばれるもので、甘いココナッツミルクにタピオカパールと言われる小さくて白いタピオカを入れたものでした。
このときはエスニックブームでタイ料理のデザートに出てきたタピオカココナッツミルクが一気にブームになったんですね。
筆者はこのときは小さかったのでこのブームは全く知らないですね~。今よりもっとバブリーな雰囲気が漂っているころですね。
ブームになったタピオカですが「ナタデココ」の登場によってあっけなくブームは終わってしまいます。
ココナッツミルクに小さな白いタピオカが浮いているのは第一次ブームの頃によく見かけたやつですね。同時期に母親が作ってくれました。
— ノエルザブレイヴ (@noelthebrave) 2019年6月29日
第二次タピオカブーム
第二次タピオカブームは16年後の2008年です。台湾からタピオカティーブランドが上陸。このときは黒くて大きめのタピオカをミルクティーなどにいれたものが流行りました。
筆者もこのときのブームは覚えています。ブームにのってタピオカティーを親にねだって買ってもらいましたね~。タピオカが吸えるようにストローがとても太くて驚いたことをよく覚えています。タピオカがちっさいゼリーみたいで触感が面白かったです。
タピオカティーブームですが、スタバやコメダ珈琲がどんどん勢力を拡大していく時期と重なり他の新しいスイーツがどんどん登場していったため、圧倒的なブームには至りませんでした。
第三次タピオカブーム
第三次タピオカブームというのはズバリ今のことです!
ではなんでまたタピオカブームが来たのでしょうか?
お菓子の歴史研究家 猫井登さんによりますと、今回のブームの発端は台湾のタピオカミルクティー発祥の店「春水堂(チュンスイタン)」が代官山に海外1号店を開いたことがきっかけだそうです。最近は台湾がブームで雑誌でも台湾特集をよく見ます。そんな背景があったところに台湾からの話題の店がオープンしたら流行に敏感な女性達が殺到するのは納得ですね。
また、今はまさにインスタ映え時代!ミルクティーに黒いつぶつぶが見えるタピオカミルクティーはインスタ映えに最適ですよね。タピオカミルクティーはそんなインスタに精通している若い女性達がインスタに上げていくことで流行って行ったそうです。
さらに言えば、以前よりもお茶のクオリティーが高まっていることも原因の一つだそう。コーヒーブームに飽きてきた人が高品質なお茶に興味を持ってきているんじゃないか?と考えられています。
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タピオカブームなぜ再び?みんなはどう思ってる?
タピオカかのちさ
ほのぼの pic.twitter.com/DJMDaObW1c— 熊本愛知 BDP委託1 (@kumamotoaichi) 2019年7月5日
今回のタピオカブームのキッカケは台湾から上陸したタピオカミルクティーブランドのお店だということが分かりましたが、消費者達はブームについてどう思っているのでしょうか?リサーチしてみました。
ブームになった理由について
- アジア系移民が増えてきているから。元々飲む人達が増えて需要が増えておりブームになった。
- SNSに投稿して、自分が流行の真っただ中にいると承認されたいから。承認欲求がブームを引き起こしている。
- 日本のタピオカ製品はスプーン一杯程度しか入っていない。台湾系ドリンク店はタピオカの量がたくさん入っているうえに、自分で好きな量を選べるから台湾系ドリンク店に人気が集まったように思う。タピオカ好きなら並んでもそちらを買う。
- テレビや雑誌でよくとりあげられるからブームになっただけ。美味しいスイーツは他にもあるけどテレビで取り上げられないからブームにならない。
- 触感が不思議だからブームになる。ナタデココもところてんもそう。
- 日本は昔からおもちを食べてきているのでタピオカのような弾力のあるお菓子に慣れ親しんでいる。もちもちとしたタピオカの触感は日本人に受け入れられやすいのではないでしょうか?
ブームではなく定着しているという意見
- 一過性で終わるものが多い中、3度もブームを起こしているタピオカは大したもの。キッカケとなった台湾の店が2013年オープンなら、もうブームというより定着していると言っていいと思う。
- タピオカはブームでなく定着していると思う。近所の飲み物屋で登場しては消えていくメニューが多い中、タピオカ関連のメニューはずっと残っている。
- タピオカ入りドリンクは数年前からコンビニでずっと売られている。
- 世界一般ではタピオカは普通に普及している。ブームではなくて一つの食品として日本でも受け入れたほうが良いと思う。
- ブームというより定番化している中で大きな波が来ているという感じ。
今回のブームで終わるという意見
- ストローやプラスチック容器を廃止する流れが強くなっている。今回がタピオカブームの最後だろう。
- のどに詰まりそうになるので年寄りは飲まない。少子高齢化なので今後タピオカブームがこれ以上大きく広まることはないだろう。
- スイーツに限らないが、過去のブームはかなり早く終わっている。タピオカブームも数年後にはどうなるか…。
ブームに関しての否定的な意見
- ブームになると今まで普通に行けていた店に行きづらくなるのでブームにならないで欲しい。
- タピオカ好きなのに、ブームになるとタピオカの材料自体も無くなりそうで嫌だ。
- 店に大行列ができてゴミを捨てていく人が多くなって迷惑だ。
タピオカブームについてのみなさんの意見をまとめてみました。ブームになっている理由についての考察から、ブームではなくすでに定番化しているという意見やこんなブームはすぐ終わるといった意見もありました。ブームになると今までのようにタピオカが楽しめなくなるから迷惑だという意見もありました。あなたの意見はどうでしょうか。
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まとめ
タピオカブームがなぜ再熱しているのかとタピオカブームについての皆さんの意見をまとめてみました。
筆者はタピオカを食べたのが第二次タピオカブームの時が最後なので今回のタピオカブームをきっかけにまた食べてみたくなりましたね~。あなたもタピオカを食べたことがなければたまにはブームに乗っかって食べてみてはいかがでしょうか?